現在、我が国においては、社会、経済構造あるいは生活嗜好・ライフスタイルの変化、またこれまでの思考や方法が大きく変化するなかで、多くの課題が山積しております。
特に、世界でも例を見ないスピードで進む少子高齢化が、社会保障給付(年金)の将来に大きな影を落としており、また、国、地方における財政の危機的な状況は論を俟ちません。
私たちは、この豊かで、平和な国土の中で、安全に、快適な暮らしを営んでいますが、この豊かで、安全で、快適な暮らしを維持するために、私たちには税を負担する義務があり、国や地方自治体は各種の行政サービスを供与する義務が、政治や行政に携わる人たちには、税を適正かつ効率的に配分し、活用する責任があります。
この社会が国民や企業の納める税によって維持、運営されていることを、また、税がこの社会で果たしている役割の重要性を、多くの人々が正しく理解することが大切であると考えます。
そのために、学校教育はもとより、社会生活を通じて、税の持つ意義や果たしている役割などについて正しい理解を深め、納税意識を高めて行く必要があります。このように租税教育の果たすべき役割は、より重要なものとなってきています。
これまで、租税教育推進懇談会をはじめ、地域と税務行政機関とが一緒になって租税教育に取り組んで来た八王子市は、児童、生徒、学生を対象に、あるいは社会人への租税教育推進に絶好の環境下にあるものといえます。
ここに、「租税教育推進宣言の街・八王子」協議会を設立し、全国に先駆けて「租税教育推進の街」を宣言し、税の啓発に関する事業活動を展開するとともに、これらの事業活動を通じて、納税意識の高揚を図ることを目的とします
「租税教育推進宣言の街・八王子」協議会
発起人 東京税理士会八王子支部長 須 藤 恭 良
八王子納税貯蓄組合連合会長 有 山 進 三
八王子青色申告会長 小 澤 元 巳
社団法人 八王子法人会長 外 池 孝 雄
八王子間税会長 伊 奈 稔
東京小売酒販組合八王子支部長 北 出 義 則